top of page

16.12.4関学VS立命

  • amefutomatome
  • 2016年12月4日
  • 読了時間: 3分

全日本大学選手権西日本代表決定戦 関学大 26―17 立命大(4日・万博)

関学大が粘る立命大を振り切り、2014年以来2年ぶりの甲子園ボウル(18日・甲子園)出場を決めた。

前半は20-0で関学リード。完全に関学ペースといってよいだろう。

前半のスタッツをみて、立命の1stダウン獲得数はなんと0回。ラン獲得ヤード数に関しては-2ヤードという凄惨なスタッツである。

ボール保持時間は関学17分53秒に対して、立命6分7秒。実に3倍近くも関学が攻撃していた時間があるということである。

関学の攻撃はRB#33野々垣のランプレーを中心にアンダーゾーンへのショートパスを織り交ぜ、QB#6伊豆のスクランブルも加わり多彩を極めた攻撃であった。ロングボールに関しては立命DBがうまくカバーしていたようであるが、アンダーへのパスへのパシュート、ランプレーでのタックルミスがよく目立っていたように思う。

関学は大学のトレーニングルームがリニューアルされ、朝の6:30から開くようになり、部員たちが大きくフィジカルアップを果たした結果であるだろう。

立命DLは関学OLに対してブルラッシュで勝っていたように思えるが、上手く誘い込まれてホールを開けてしまった印象である。要所で通されたショベルパスがそれを象徴づけている。

雨の降り始めた後半から、立命の猛追が始まる。

立命リターンボールから攻撃が始まると、QB#11西山が雨にもかかわらずピンポイントで鋭いパスを次々と決め、さらにはRB#32西村をRBの位置からレシーバーとして使い、あれよあれよという間にタッチダウンを奪った。

さらには次のキックオフ。関学リターンの前線が完全にオフバランスであったところにオンサイドキックを蹴りこみ、DB#3木村がこれを押さえて連続攻撃権を得る。これで流れは立命ムードになり、一気に観客も沸いた。

その攻撃でも立命はRB#32西村のタッチダウンへ結び付け、20-14と猛追。

第4Qに入り、一時関学に流れを持っていかれそうになったところを、またもDB#3木村が値千金のインターセプト。あの雨の中、ぎりぎり手を伸ばしたところでのインターセプトであった。

その攻撃を立命がフィールドゴールで決め、20-17。前半の敗戦ムードから一転、3点差まで詰め寄った。

しかし、関学も黙ってはいなかった。やり返すように、RB#33野々垣をレシーバーのように起用し、着々と時間を使いながらフレッシュを獲得。高い集中力で長いドライブを得点に結びつけ、26-17と立命を突き放した。

最後の攻撃、立命は長いパスを決め、相手陣深くまで攻め込むが、4thダウンの攻撃を失敗。関学が時間を使ってゲームセット。

まれにみるエキサイティングなゲームだった。ハーフタイムでのアジャストを機能させた立命ディフェンス、特にDB#3木村はすべてのプレーに全力でパシュートし、タックルを浴びせている印象だった。

関東学生王者は、早稲田が危なげなく東北を下し、甲子園ボウルは関学VS早稲田と初の顔合わせとなった。

実に2年ぶりとなる関学の甲子園ボウル出場。何としても勝ちたいという思いは強いだろう。

しかし昨年1点差に泣き敗北した早稲田。今年の甲子園ボウルにかける思いは負けていない。

甲子園ボウルは 12/18 13:05キックオフ。

Comments


特集記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Social Icon
  • Twitter Social Icon
  • Google+ Social Icon
  • YouTube Social  Icon
  • Pinterest Social Icon
  • Instagram Social Icon

最新情報をメールでお届けします

メールアドレスを入力してください:

bottom of page